救急看護師として働く1つ目のメリットは、幅広い診療科目や分野における看護スキルが身につくという点です。
緊急を要する現場にはさまざまな症状を抱えた患者さんが運ばれてきます。
高い知識と専門的な医療スキルが身に着くのは、必然といえます。
2つ目のメリットは、大きなやりがいや充実感を得られることでしょう。
命の危機に瀕している患者さんへ適切な処置をすることで、大きな達成感を感じられるという人は少なくありません。
3つ目のメリットは、高年収が期待できるという点です。
多忙を極める職場ではあるものの、特殊手当や夜勤手当など各種手当が付くため、一般的な病棟勤務にあたる看護師よりも年収は高くなる傾向があります。
それでは、救急看護師にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
1つ目のデメリットは、多忙を極めるという点です。
救急看護師は24時間体制で働くだけでなく、緊急性や重篤性の高い患者さんが大半という環境で働きます。
さらに救急搬送は予測ができないため、急患が入り、疲れていても残業しなければならない状況は日常茶飯事です。
2つ目のデメリットは、大きなストレスを感じやすいという部分です。
命に直結するという特性を持つ救急救命において、看護師は自分の判断・行動命を左右するという大きなプレッシャーを持ちながら働かなければいけません。
3つ目のデメリットは、精通しなければいけない疾患名が幅広いという点です。
疾患名を聞いて、すぐに頭の中に病態をイメージできなければ、救急看護師として即戦力になることは難しいでしょう。
自主的に勉強するのが苦手であれば、救急看護師として働き続けることは厳しいかもしれません。
メリット・デメリットを踏まえたうえで、救急看護師になりたいと思うなら、ぜひ救命救急センターで活躍することを考えてみてはいかがでしょう。
それと同時に、ぜひ救命救急センターの現場事情も調べてみてください。